久々に書いております。
引きこもっていたわけではありません。
巡礼の旅に出ていたのです。
いちばんエンゲージな第1使徒
いちばんちいさい第2使徒
いちばんでかい第3使徒
いちばんメガネな第4使徒
いちばんインテリジェンスな第5使徒
いちばんクレイジーな第6使徒
以上6人の俗民はカトリックの聖地が散在するヨーロッパへ渡り、それぞれが各分野で悟りを拓いてきました。
もちろん、僕も数々の聖地を訪れ、数々の芸術作品に触れて、限りない悟りを拓いてきました。
敬愛する芸術家Marilyn Manson の『ANTICHRIST SUPERSTAR』や『HOLLY WOOD』を聴きながら。

日々驚愕の連続で、正直記憶が曖昧です。
この日記もネタを思い出し次第、書き加えていこうと思います。
ガウディの残したサグラダファミリアのように・・・スペイン。
巡礼最初の地、バルセロナに降りたった6人の俗民は、世界最強の建築家の最高傑作サグラダファミリアを目の当たりにします。
すげー!!完成は20年後?なんかそんな感じ。できたらまた来たいと思います。

そして次の日、2日目にして早くも最大の奇跡が起こりました。
鳥の糞に襲われた3名の俗民。
そこに天を指さした南米からの使者が現れ、「BIRD、bird」と繰り返しながら全身を拭いたのです。国境を越えるコンタクトが行われます。バベルの塔の過ちで分かたれた言語を乗り越えて、交流を行ったのです・・・
そうして温かい南米からの使徒に感謝を述べて、素晴らしい空気に包まれながら別れた後に、俗民たちは気付くのでした。
・・・スリでした
忽然と消えた第2使徒の300ユーロ。
日本を発つ前から嵯峨ニックで万全の防犯対策を講じてヨーロッパへ赴いた第2使徒。
チェーンを繋ぎ、二つ折りにし、パンツの前ポケットに入れていた彼の財布から、何の痕跡も残さず300ユーロは姿を消したのです。
やはり我々は神の所業=奇跡を目の当たりにしたのです。
そして第2使徒は悟りを拓き、いちばん小さかった俗民から、いちばんスラれやすい聖人となったのです。その時聖人の体を包んだ聖骸布には、未だ緑の染みが生々しく残されていることでしょう・・・。
ホテルに帰ってガイドブックを読みました。
「バルセロナでは、『背中に、何か付いていますよ』と言って体を拭いてあげるフリをしながら、財布を抜き取るスリの手口に、注意しましょう。」
少しのことにも先達は あらまほしきことかな。やはり徒然草は偉大だったのです。
チャンピオンズリーグ覇者FCバルセロナのホーム、カンプ・ノウを訪れた一行。
チケット売り場では窓口の真ん前で「SOLD OUT」と大ボラを吹いて回る、ダフ屋の姿をした悪魔に襲われましたが、日本とドラゴンボールが大好きなスペイン人天使に出会い、事なきを得ました。やはり神は、ナメック星から来たのかもしれません。
そして最後の晩、イニエスタやロナウジーニョに神々が宿る場面に遭遇し、スペインでの全てのマイナスイメージは天に召されたのです。

イタリア!
世界中で一番行きたかった国へ降りたち、第6使徒(俺)はナチュラルハイに陥りました。
何てったって、アズーリと、インテルと、ドルガバの国です!

真実の口 トレビの泉 コロッセオ!全てがTVの世界。
やがてテンションの上がりすぎた第6使徒は「日本人は狙われる」というセオリー無視で単独行動を開始してうろつきはじめ、ローマを堪能。
最強に行きたかったミラノに行くことも考えましたが、5時間くらいかかるから断念。
謎の磁石製の楽器を売りつけてくる中東系の押し売りにわざわざこちらから出向き、購入。
しかし後に、その磁石は電子機器を狂わせカードキーを破壊する禁断の果実となり、私に牙を剥いたのです。
怒りを忘れては人間ではなくなると感じた私は、押し売りに日本のお金(5えん)を突きだしてやりました。激怒する押し売り。ごめんって!!人類みな兄弟!
ついでに謎の行商で値切りまくって購入したガットゥーゾのユニフォームは、すでにほつれまくっています。
安物買いの銭失い。
しかしサイコーでした!!

そして既にスペインで悟りを拓いていた第2使徒は、此処でも奇跡に遭遇します。
「NO MONEY」という謎の単語を口にする哀れな押し売りに無理矢理ミサンガを巻かれ、施しを授けかけるのです。しかし第3使徒が邪魔に入り、新たに悟りを拓くことはできませんでした・・・
ガイドブックsays:
「イタリアでは、強引にミサンガを巻いてきて金を要求してくる押し売りに、注意しましょう。」
バチカン。
凶気の宗教美術のオンパレードに衝撃を受けます。
意外にも聖職者の息子である第3使徒がチョケまくり。そのキリスト教知識を利用して祝福を与える側へと回ったのもこの地です。
パリ。
世界最強の美術館ルーブル。全体の100分の1くらいしか見てないくせに鳥肌が立ちました。

いきなりおばちゃんの姿をした天の使いが現れ、あらゆる危険な可能性を示してきました。
19時になったら非常識な時間
強盗に襲われ 首を絞められ ナイフで刺され 緊急入院
男は女になる
朝も危険
ホテルも危険
ぜんぶ危険
びびらせまくって消えました。
びびる俗民たち。
しかし遠路はるばる訪れたベルサイユ宮殿のダメっぷりに落胆した(のと、第5使徒のキレっぷりに唖然とした)私たちは、集団行動を諦め、それぞれの巡礼の地へと向かうのでした。
第1使徒はショッピングへ。
第2使徒はスリを恐れるあまりコバンザメ作戦を開始。
第3使徒は「美術館に行かずにどこへ行くねん」と豪語していたが、寝坊により早朝からの美術館巡りを断念。
第4使徒は映画のロケ地巡りというミーハーぶりを発揮。
第5使徒は前日の晩キレたおして、早朝から単独行動を開始。
第6使徒は高速鉄道まで使って「行っといた方がいいよ☆」が1個しかないカタコンベへ。
カタコンベは600万体の無縁仏(?)を納めた納骨堂のようなところ。凄まじかったです。
客が少ない。日本人とか俺だけ。真っ暗。ガイコツだらけ。死ぬかと思いました。
修行を乗り越え、まじに人生観が変わりました。
そして夜、遅れて帰った俺が「女になった」説が流れる中、カードキーを紛失し、みなさんのひんしゅくを買うのでした・・・
第4使徒の話によれば、「カタコンベの呪い」だったそうです。「色んなものを、なくしてしまう」呪いだそう。
しかし最初に、「呪い自体をなくしてしまう」ため、実害はないそうです。
部屋のカギを紛失するなどという一大事にもかかわらず、フロントは一切手助けをしてくれず、逆におとがめも一切なく、「ヨーロッパはスゲー適当」という悟りを拓くこととなったのです。
最終日には往復10時間もバスに揺られて世界一美しい世界遺産とされるモン・サン・ミシェルへ。
すごすぎた。

名物のオムレツが世界一まずかったことはこの際触れないでおきます。
こんな感じで悟りを拓きまくって帰路へ。
帰路の飛行機で同じホテルに泊まってたみなさんと急に仲良くなり、何で今さら!って感じになった。
日本に着いて、日本の良さを改めて実感。
そして
第1使徒はいちばん酒をこぼしやすい聖人に
第2使徒はいちばんスラれやすい聖人に
第3使徒はいちばん寝ぐせがひどい聖人に
第4使徒はいちばんミーハーな聖人に
第5使徒はいちばんキレやすい聖人に
第6使徒はいちばん適当な聖人に
それぞれ昇華したのです。
でもよく考えたらみんな元々そう。
今回の旅では、ユーロ高?円高?(良くわからんけど、すげー物価が割高になっちゃう方)で、結構資金がカツカツでした。次行く時は下がってますように!!
次はバレンシアと、ミラノに行きたい。
おしまい。
祝福あれ・・・